波動は、人の体や物質だけでなく、言葉や思考などの実体のないものにも宿ります。
その中でも感謝の気持ちは、一段と波動の高い感情です。
そして感謝以外にも、私たちが普段使っている言葉には、波動の高い言霊がいくつか存在しています。
この記事では、感謝の言葉の波動が高い理由と「ありがとう」より強力な言霊についてお話ししていきます。
この記事で分かること
波動の高い言葉とは?
波動の高い言葉とは、邪念がまったくなく、自分にも相手にも幸福や安心を感じさせる言葉です。
良い言霊の共通点は、「人の心をプラスの方向に動かす」ということ。
波動の高い人がポジティブ思考だったり他人に元気を与えられるように、波動の高い言葉にも、自分を勇気づけたり他人を癒す効果があります。
「ありがとう」の波動が高い理由
感謝を示す「ありがとう」という言葉の波動が高い理由は、邪念や私欲を入れにくい、純粋な肯定の言霊だから。
相手の行動や現状を全肯定する感謝の言葉に、否定や嫌悪の感情を込めることは難しいのです。
またありがとうという言葉には、マイナスの出来事をプラスに変えたり、物事の良い面に気づかせる力もあります。
例えば、上司に叱られた時に「でも…」「だって…」と言い訳をしたい気持ちを抑えて、
自分の欠点に気づくことができた!
失敗を繰り返さないよう忠告してくれた!
と肯定的に考えられるようになることも、感謝の言霊ならではの作用です。
波動の低い「ありがとう」
言葉は自分の気持ちを表現する手段に過ぎず、使い方次第で波動の低い言霊になることもあります。
例えば、嫌いな人から褒められた時に冷たく「ありがとう」と返しても、言葉と感情が一致していないため、自分も相手も心地良くありませんよね。
このように波動の高い言葉とは、言葉そのものの意味ではなく、言葉に込める「思念」こそが重要なのです。
マザーテレサは、私たちに言葉の力の偉大さを教えてくれています。
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
言葉には、運命すら変える力があります。
感謝を習慣化することで、波動は自然に高まり、人生がありがたい奇跡に包まれるようになるでしょう。
ありがとうより波動の高い言葉
ありがとう以外にも、自分や相手を良い方向に感化させる言霊は複数あります。
続いては、ありがとうより波動の高い言葉を5つご紹介します。
愛情を示す「愛しています」
真心を込めた「愛しています」は、ありがとうより波動の高い言葉となって相手の心を動かします。
「愛している」という言葉にも感謝の念が込められていますが、愛情表現は、より個人的な強い想いを相手に伝えることができます。
ありがとうより伝えられる人や場面が限定されているからこそ、瞬間的な感動や安心感も格別なのです。
敬意を表す「いただきます」
食事の時の「いただきます」と「ごちそうさま」も、ありがとうより波動の高い言葉です。
どんな時も必ず「いただきます」を言える人や、外食先で店員さんに「ごちそうさま」と伝える人と一緒にいると、自分の心も温かくなりますよね。
いただきますにも、
命を与えてくれてありがとう
ご飯を作ってくれてありがとう
という感謝の念が込められているため、使うタイミングが違うだけで波動の優劣はありません。
無数の命に支えられていることを自覚して感謝を示せる人は、波動も自然に高くなっていきます。
自分を肯定する「私はすごい」
自信を持てなかったり自分を過小評価してしまっている人は、
私はすごい!私ならできる!
というパワフルな自己肯定の言葉が、ありがとうより強力な言霊となって自分を勇気づけてくれるでしょう。
自分に対して前向きな宣言をして自己肯定感を高める方法は、「アファメーション」と呼ばれています。
入念なイメージトレーニングをすることで本番当日に勇気が出るように、アファメーションには、不安や恐れによって下がった波動を持ち上げる効果があります。
謙遜は、人間関係を円滑にする良い面もあれば、謙虚になりすぎて自己肯定感を下げる原因になることも。
自分の才能や魅力を肯定できるようになれば、向上心が育って、波動もみるみる高まっていくでしょう。
情熱を表す「ワクワクする」
心がワクワクしている時に発する言葉にも、ありがとうより高い波動が込められています。
何かに夢中になっている時の波動は普段より高く、まるで自分が「歩くパワースポット」になったかのように、周りの波動にもプラスの影響を与えます。
例えば、大好きなアーティストを友人におすすめする時、言葉でうまく説明できなくても、熱意や高揚感で曲や歌詞の魅力がかえって伝わることがありますよね。
このように、好きなことに熱中している時や人生を楽しんでいる時のあなたの言葉は、ありがとうより感動的な言霊になるのです。
謝罪を示す「ごめんなさい」
ネガティブに感じられる「ごめんなさい」も、ありがとうより波動の高い言葉の1つ。
自分の間違いを素直に認められる人は、大人でも決して多くありません。
頭では分かっていても、プライドが邪魔をしたり保身したい心理が働いて、
悪いのは自分だけじゃない…
と責任や罪悪感から逃れたい人が大半です。
だからこそ、謝るべき時に誠実に謝罪ができる人は、誰よりも気高い魂の持ち主なのです。
失敗しない人は誰一人としておらず、何歳になっても失敗することはあります。
その失敗に対して嘘偽りなく「ごめんなさい」と言える潔さが、人の心を動かし、魂の成長にも繋がるのです。
まとめ
言葉に宿る波動の高さは、言う人の心境や伝える相手によって変化します。
その中でも「ありがとう」は、いつでも誰にでも感謝や敬意を伝えられる、特別な言霊。
たった5文字の言葉が、自分を癒し、他人を感化して、運命すら好転させてくれるでしょう。