
スピリチュアルアドバイザー®/数秘術鑑定士®/夢占い師/看護師
他者のエネルギーに共鳴するエンパス体質(クレアエンパシー)。ツインレイと出会った実体験や、集合意識へのチャネリングで得た知識などを記事にしています。スピリチュアルで、あなたの人生が少しでも豊かになりますように。
引き寄せの法則でも波動を上げる方法でも、ツインレイとの試練や統合でも「執着を手放しましょう」とよく言われますよね。
この執着とは、スピリチュアルの視点で見るとどういった感情なのでしょうか?
執着を手放すことで、なぜ執着していたものが手に入るのでしょうか?
この記事では、執着を手放すことのスピリチュアルな意味と実践方法について詳しくお話ししていきます。
そもそも執着とは?
執着とは、理想と現実のギャップに物足りなさを感じて、今の自分が貧しく感じられる気持ちです。
例えば、あなたに好きな人がいて、
好きな人と付き合えていないから不幸だ…
と感じていたら、それは執着です。
その一方で、
彼のことは隙だけど付き合えていなくても幸せ!
と感じられる状態は、執着ではありません。
執着とは、心が満たされていない時に芽生えるのですね。
執着する人は理想に囚われている
人が何かに執着する時、その人には必ず「理想」があります。
その理想が叶っていないことに気づき、
叶えない限り満たされることはない…
と考えが凝り固まってしまうと、執着を手放さなくてはいけない段階に入ります。
なぜなら、執着していたものを手に入れても、心が満たされるのは一時的だからです。
好きな人と付き合うことができても、今度は恋人としての悩みを感じ始めます。
執着心そのものを手放さない限り、心はいつまで経っても満たされないのです。
執着を手放すと起こるスピリチュアルなこと
スピリチュアルの視点で見ると、執着を手放すことで、執着していたものが手に入ります。
ここでいう「執着していたものが手に入る」とは、理想がそのままの形で実現するという意味ではありません。
例えば、
彼の恋人になれない私は不幸だ…
と感じていた人が、好きな人に対する執着を手放せたとしましょう。
その時の執着心を深く掘り下げてみると、厳密には「その人の恋人になること」を求めていたのではなく、
愛する人に愛されたい!
というシンプルな事実に気づくことができます。
相思相愛の関係を築けるなら、特定の1人に執着する必要はありませんよね。
「手放すと入ってくる」という現象の本質は、執着していたものが手に入るという意味ではなく、執着しなくなったことで本当に求めていた豊かさを手に入れられるという意味なのですね。
執着を手放すことで引き寄せのエネルギーが高まる
執着を手放すことで豊かさが手に入る理屈は、スピリチュアルの視点で見ると引き寄せのエネルギーが高まります。
執着は、自分の無限の可能性を自ら潰してしまいます。
何かに執着している人は、自分の未来にある無限の可能性をすべて潰して、たった1つの理想に必死にすがりついている状態。
そんな唯一無二だと思っていた理想を手放してみると、視野が広がり、いろんな可能性を見つけることができます。
すると、自分の周りにはたくさんの豊かさがあることに気づき、その中の1つをいとも簡単に引き寄せることができるのですね。
登山を楽しむために、エベレストに登る必要はありません。
執着心は、今の自分が持つ可能性をすべて見えなくしてしまうからこそ、持っているだけで苦しんでしまうのですね。
執着を手放すシンプルな方法
執着を手放すシンプルな方法は、今の自分に満足すること。
冒頭でもお話した通り、執着は「物足りなさ」から生まれます。
私は満たされている!
と感じられれば、そもそも執着心が芽生えることもないのですね。
さて「今の自分に満足しましょう」と言われても、
それができないから苦労するんだけど…
と思えてしまいますよね。
今の自分を一瞬で好きになれる方法は、残念ながらありません。
なぜなら人の心と体は、過去からの習慣でできているから。
自分を愛することを習慣化できなければ、やけ食いやお酒などの一時的な快楽を求めて、ますます自分を嫌いになってしまうことも。
今の自分に満足するための第1歩は、実は誰でも簡単に実践できます。
その方法とは、今すぐ好きな人が家に来てもいいくらい、おしゃれな自分でいることです。
好きな人に会う時の自分は、自分が最も好きな自分になれているはず。
デートの時と同じおしゃれを、今この瞬間の自分のためにしてみましょう。
執着の手放しに失敗する理由は「行動」できないから
カトリック教会の聖人のマザー・テレサは、私たちに次の言葉を残しています。
この名言は、引き寄せの法則をシンプルに説明してくれています。
執着を手放して今の自分に満足するために、まずは、
今の私のことを好きになろう!
と決意すること。
その前向きな思考を口ぐせになるほど頭に定着できたら、次は行動の段階です。
この行動のきっかけとして、好きな人に会う時のように自分史上最高のおしゃれをすることを心がけてみてください。
執着を手放すことのスピリチュアルな本質は、恋人や大金・人脈といった自分の外側のステータスを高めることではありません。
執着を根本から手放す方法は、今この瞬間の自分を好きになること。
人生という限られた時間の中で、自分の魂が輝いている瞬間を少しずつ増やしていきましょう。
まとめ
人は、感情を通して世界を見ています。
例えば同じ食事でも、孤独に悩んでいる時より、友達と一緒に食べるほうが美味しく感じられますよね。
同じご飯なのに味わいが変わる理由は、心が満たされているかどうか。
執着心は、今すぐに一瞬で手放せるものではありませんが、持ち続けていても人生は前進しないのです。
その執着を手放すための第1歩として、まずは家の中でもおしゃれをして、自分を好きでいられる瞬間を増やしてみてください。
そうして自分が好きな自分を習慣化できれば、執着心を自然に捨て去ることができるでしょう。


ままどおるさん
コメントありがとうございます。
私も「執着を手放にはこうしましょう!」と記事でお伝えしている立場ながら、やはり不安に囚われることもあれば、必ずしも現状に満足できているわけではありません。
やっと自分に満足できた、と思ったら、環境が変わって「やっぱり今のままじゃダメだ」と感じたりして、本当に人生は諸行無常で一筋縄ではいかないのですよね…。
『執着を手放す』というゴールに向かうには、いろんなアプローチがあります。
瞑想をしてみたり、環境を変えてみたり、逆に執着していることにもっと意識を向けてみたり。
このアプローチの仕方は十人十色なのですが、どんな方法をとる時にも忘れてはいけないことがあります。
それは、「どんな自分も否定しないで存在を認めてあげる」ということです。
自分を好きになれない自分も、満足できない自分も、自信がない自分も、執着でいっぱいの自分も、すべてその瞬間のままどおるさんの、偽りのない本心です。
その本心に対して「執着してはいけない」「自信を持たなければいけない」と思ってしまうことは、自分で自分を否定することと同じなのですね。
むしろ執着を手放そうと思ったら、執着している自分も調子のいい時の自分も、良し悪しをジャッジしないでただただ見守って「どんな自分がいてもいい」「どの瞬間も本当の私」と自分にきちんと言ってあげることが肝心です。
「どんな自分がいてもいい」と思えると、たとえ現実的な問題が解決していなくても、現実世界の見方が変わって、「じゃあ自信をつけるにはどうすればいいんだろう?」「思い描いた人生を歩むには何をすればいいんだろう?」と考えるためのエネルギーが、自然と湧いてきます。
その反対に、無理にポジティブになろうとするほどネガティブな状態も意識してしまって、かえって自分を許せなくなってしまいます。
どんな自分にも「執着してるんだね」「今は満足できないんだね」「でもそれでいいんだよ」と言ってあげると、私の場合は「自分が自分をこんなに想ってくれてるんだから、その期待に応えなきゃなんだか申し訳ない…!」と、おかしな感覚なのですが自分に励まされているような気持ちになって、気持ちを自然に切り替えることができます。
ままどおるさんのお気持ちが少しでも軽やかになりますように、祈っております。